ルネッサンスの芸術性を楽しむ「ボヘミアグラス」

 

時間を密にする芸術的なグラス

ヨーロッパの中央にある歴史的なガラス産業の国、チェコ共和国。ハンドカットでデザインされた華やかで重厚な雰囲気のグラスは「ボヘミアンカットクリスタル」と言い、伝統的なチェコのガラスメーカーの発明によって現在まで受け継がれている。

このグラスの特徴は、高い「屈折率」による光の反射が芸術的で美しく透明感があること。その秘密は材質に使われている「カリクリスタル」。硬度が強く、職人の手による複雑なカッテイングやデザインを自由自在に表現することが可能な材質だ。カリクリスタルは17世紀後半にチェコで石炭を用いて開発され、ハンドメイドの高級クリスタル製品によく使われている。

 

 

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ボヘミアグラスの歴史

チェコのガラス文化は古く、ボヘミア盆地の砂や木、立地などの天然資源の豊富さから、すでにケルトの時代から大規模に存在し、吹きガラスは紀元前3世紀頃からつくられていた。13世紀頃までボヘミアガラスは主に修道院の窓に使われ、現代のような装飾性が高いガラス製造の起源はゴシック時代を鍵として発展した。

1414年にボヘミアン王国の国境付近にある原生林の中に最初のガラス工場が建設され、最初は窓ガラスの製作が主だった。その後ローマ帝国とチャールズIV世はプラハ城のためにステンドグラスで出来た窓ガラスを発注。ゴシック様式の優雅なステンドグラスは現在はヨーロッパの多くの美術館の装飾品になっている。

ボヘミアグラスは中世の間に永久的に発展し世界中で有名になり、当時の皇帝ルドルフ2世はガラス工芸家2人に貴族の地位を与えた。その後500年ほど前のイタリアを起源としたルネッサンス期に品格のあるカラフルで華やかなデザインが時代とマッチし爆発的人気になった。

 


「ボヘミアクリスタル」動画

 

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18世紀に世界的ブランドへ

その後数多くの工場が立ち上がり、17世紀から18世紀半ばのバロック時代にはボヘミアクリスタルの製造技術はピークに達した。18世紀に入ると同時に、ボヘミアは世界的なクリスタルブランドになる。ボヘミアクリスタルの工場開設は、ニューヨークからカイロ、メキシコ、ベイルート、そしてヨーロッパ全土に広がっていった。

20世紀にチェコの土地は、2つの世界大戦などによって荒廃。激動にもかかわらず、クリスタルの生産は情熱によって維持され多くの職人が長年にわたり優れた作品を発表していく。

その後1989年の自由市場の到来で、ボヘミアクリスタルを目当てに外国人観光客が国に集まるようになった。現在、チェコのクリスタルは、観光客がチェコ共和国で購入する最も人気のあるアイテムの1つ。

 

 

クリスタルファクトリーツアー

ボヘミアクリスタルは時代の思想や出来事に長い間、深く関わってきた歴史から、現在は世界的に最高ランクのクオリティを維持している。現地に行く機会があればファクトリーツアーに参加することにより、クリスタル製作のすべてのプロセスを見ることが可能だ。プラハ発のオプショナルツアーの企画をチェックしてみよう。

 

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「ボヘミアオールドグラス」取扱店

 

 

逸品世界のセレクト ”Earthly World”

 

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