自宅でリアル感のある「シンガポールスリング」を作ってみる

自宅でリアル感のある「シンガポールスリング」を作ってみる

「シンガポールスリング」が生まれた名門ホテルのバー

 

 

今回は鮮やかな南国をイメージさせてくれるフルーティーなロングカクテルの定番「シンガポールスリング」をピックアップします。

「シンガポールスリング」は名前のとおりシンガポールが発祥で、誕生から100年以上が経過した歴史的な飲み物です。

誕生のきっかけとなったロケーションは現地の伝統的な高級ホテル「ラッフルズホテル」です。

1915年当時のバーテンダーが、上流階級の女性が公の場でお酒を飲むことが一般的ではなかったために、一見ソフトドリンク風に見えるスタイルで女性向けに「ジンスリング」という名前でレシピを考案したことがはじまりでした。

このレシピがスマートにお酒を飲みたい女性のニーズにマッチし、その後改良を重ねて定番化していったのです。

その後1970年代前半の名バーテンダーにより、南国のシンガポールらしい華やかな見た目と味覚に一新されました。現地では暑さを緩和してリラックスする国民的なカクテルになっています。

シンガポールスリングは多くの著名なファンも多く、アメリカの歌手トムウェイツの歌詞やアメリカの作家「ハンターS.トムソン」の有名な著作「フィア・アンド・ラスティング・オブ・ラスベガス」でも取り上げられたほどです。

 

 

 

シンガポールのビーチロード添いにあるラッフルズホテル。1886年に建設された伝統的なネオルネッサンス建築のホテルの中に、シンガポールスリングの発祥地「ロングバー」があります。

こちらで直に飲むシンガポールスリングはまさに格別の一杯です。発祥からの歴史が入った価値のある味わいが楽しめます。

この先チャンスがあればぜひ行ってみたい場所ですが、今回は自宅にて本格的にロングバーの味が再現できるレシピをご紹介しましょう。

 

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自宅のシェーカーで作る本格的な「シンガポールスリング」のレシピ

 

「シンガポールスリング」は、ジンベースのカクテルには珍しいフルーツリキュールを組み合わせたカクテルです。ジンの苦さとチェリーとコアントローの甘い香りがミックスされ、見た目の鮮やかさ、フルーティーさを満喫できます。

 

 

材料

ドライジン30ml

チェリーヒーリングリキュール(チェリーブランデー)15ml

コアントロー 7.5ml

ベネディクティンDom 7.5ml

アンゴスチュラビターズ 少量

グレナディンシロップ 10ml

ライムジュース 15ml

パイナップルジュース 120ml

パイナップルとチェリーのスライス(飾り用)

 

作り方

すべての材料を氷を入れたシェーカーの中に入れてシェイクします。

そして氷を満たしたコリンズグラスに注ぎます。パイナップルとチェリーをグラスの淵に飾って出来上がり。

 

「シンガポールスリング」レシピ動画

 

こちらのオリジナルレシピで作るシンガポールスリングはアルコールが少々高めな分、少しずつ味わって時間を楽しみましょう。

現地の「ロングバー」ではシンガポールスリングのお供に殻付きのピーナッツがお決まりになっています。

ロングバーのリアルな雰囲気により近付けるなら、ピーナッツも揃えるとさらに味わいが深まりそうです。

 

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