チョコレートの街トリノの発明品「ジャンドゥーヤ」

イタリア・トリノの銘品ジャンドゥーヤ・チョコレート

今回はボート型の三角をした形が特徴的なトリノの銘品「ジャンドゥーヤ」をピックアップ。 ジャンドゥーヤは1865年にイタリアのカファレル社で発明されたチョコレートでローストしたヘーゼルナッツとカカオをあわせた濃厚でクリーミーな風味。

現在のトリノでは数多くのメーカーがオリジナルのジャンドゥーヤを出しているが、カファレルのギフトパッケージは「人間の触感が違いを生む」というポリシーから全て人の手によって詰められているという、ハートを感じる逸品だ。

チョコレートの歴史に残るジャンドゥーヤの発明

カファレル社は19世紀にイタリア特産の小さな革なめし工場であった場所に、 1826年ポール・カファレルがチョコレート研究所として設立したのがはじまりだった。

当時のヨーロッパでは、チョコレートはまだメジャーではなく異国の特産品として知る人もほとんどおらず、長年の戦争により当時はカカオ自体も貴重で高価な時代だったが、この研究所設立により、チョコレートは一気にメジャーになりヨーロッパ中に広がった。

その後1852年、カファレル研究所にてパウル・カファレルとミケーレ・プロシェの二人のアイデアで、カカオが当時とても高価で仕入れが難しい理由から、ピエモンテの地元で仕入れが容易だったペースト状のヘーゼルナッツとココア、砂糖を混ぜ合わせた柔らかく風味豊かな生地を世界ではじめて製作。

この生地はオリジナルのボート型に形作られ、チョコレートの世界で歴史的な発明品ジャンドゥーヤの元となった。

その後1865年、「ジャンドゥーヤ( またはジャンドゥイオット )」と名付けられたチョコレートが公式に誕生。ひとつずつアルミで個包装された最初のチョコレートとも言われている。

現在カファレルの工場はイタリア・トリノのルゼルナ・サン・ジョヴァンニにある。ジャンドゥーヤ は現在まで、190年以上の歴史がある昔ながらの独自製法、押し出し式の型を使ってつくられている。この製法はビロードのような滑らかなチョコレートを生み出すカファレルならではの技術。

原料のピエモンテ産ヘーゼルナッツは香りが華やかで チョコレートとの相性が抜群に良いことから、現在は希少で世界中の菓子職人にもとても人気の品種だ。

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チョコレート都市でもあるイタリアのトリノ

トリノは「チョコレート都市」ともいわれるほど、チョコレート愛好家にとっては特別な街でもある。

はるか昔、数百年前から家族経営のチョコレート企業が集まっており、現地の有名な銘柄ではペイラーノ 、ストラッタ、 グイド・ゴビーノなどが挙げられる。それぞれのメーカーのジャンドゥーヤの味の違いを楽しむのも面白い。

トリノは3世紀以上にわたってチョコレートを製造してきた街で、1678年に当時のサヴォイ州のマダムからトリノのチョコレートメーカーにはじめてチョコレートを製造するライセンスを授与したことが起源といわれている。

その後の1865年のジャンドゥーヤ公式発表は、当時高価で手が届かなかったチョコレートが一般にも手が届くようになったことを象徴する出来事だった。

トリノの中心サンカルロ広場付近では、イタリアで最も有名なチョコレートの祭典が 年に一回開催される。

トリノのチョコレート文化とジャンドゥーヤの歴史を感じることができる貴重な機会で、 一帯がチョコレートだらけになる楽しいお祭りだ。 チョコレートフリークならぜひ一度行ってみる価値があるだろう。

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