イタリア・カンパニア州がルーツのサラダ「カプレーゼ」
カプレーゼは新鮮なトマトとバジル、オリーブオイルとモッツァレラチーズとイタリアの 地中海料理では定番の材料で出来ています。材料を重ねてオリーブオイルをかけ、レモンや岩塩、黒こしょうを振って出来上がる非常にシンプルなレシピながらも本場の地中海料理の雰囲気が味わえます。
カプレーゼのルーツは1920年代初期、第一次世界大戦後のイタリア・カプリ島にてベジタリアン料理を促進するためにホテル・キジサーナのメニューに載っていたことから始まりました。考案者はイタリアの国旗のカラーを表現したかったのだそうです。
メジャーになったのはそれから約30年後のこと。1950年代に新鮮なものを好んでいたエジプトのファルーク王が カプリ島にてシェフに午後の軽食をオーダーしたところ、カプレーゼサンドイッチが提供されました。これが好評でその後すぐにカプリを代表するメニューとして観光客が群がるようになり、カプレーゼの歴史に火がついたのです。
時間と共にカプレーゼは洗練されていき、シェフにより独自のアレンジがかけられ、世界各地で作り手のセンスによる様々な味やビジュアルが楽しめます。
極上の地中海食 “EarthlyWorld”